Tax Column

税コラム

クラウド会計を活用して経理を自動化しよう②

前回のブログでは、現金・預金・クレジットカードおよびECサイトの連携について記載しました。

クラウド会計を活用して経理を自動化しよう① – Felite税理士事務所 (felite-tax.com)

今回は、その続きとして、売上請求書と給与の連携について書きたいと思います。

結論から言いますと、クラウド会計を活用しているなら売上請求書や給与も同じクラウドサービスで統一することをお勧めします。

例えば、マネーフォワードやfreeeであれば以下の通りです。

※導入する際は、従量課金や別途料金が発生するケースもありますので、実際には従業員数や請求書発行枚数なども考慮します。

参考に、MFクラウドでのイメージです。

引用元:Money Forward クラウド ホームページ

中央にクラウド会計がありますが、会計の上にある給与計算や、会計の右にある請求書発行から自動で会計に連携が可能です。そのため、別途会計への仕訳を入力する手間がなくなります。

その他にも給与から社会保険や年末調整まで自動連係可能であり、またクラウド請求書は自動でクラウドボックスに連携されますので、電子帳簿保存法対応も可能です。

例えば、「会計はマネーフォワードやfreeeを活用しているけど、請求書や給与はエクセル又は別のソフト」といった場合には、統一することで効率的な経理体制へ移行することが可能と考えます。

クラウド会計が普及している今、オンライン上で全て連携することが可能となっております。

税理士側でも、経理自動化の仕組みを極力作ることで「①顧問料の引き下げ」「②お客様へのより深い提案」といった対応が可能となってくるかと思います。

前回のブログと合わせて、「①可能な限り自動連係」「②自動登録ルールの設定」「③会計周辺業務のクラウドサービス連携」といった基本的な3つを活用するだけでも、大分効率化が図れると思います。

ぜひ、一度クラウド会計のご活用も視野に入れていただければと思います。

この記事を書いた人
嶋村 真崇

税理士 / ファイナンシャルプランナー
個人事業主や法人成といったスタートアップ支援、事業計画作成・経営戦略コンサルティング、金融機関交渉(バンクミーティング出席含む)、事業承継対策・組織再編、税務調査(特別国税調査官対応)など幅広い業務に対応

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